私が、15年以上にわたって13,000本を超えるインプラント治療を行う中で、どんな難しい症例でも対応ができるようになった一方で、一つだけ変えられないことがありました。
それは患者さん本来の歯(天然歯)が失われたという事実です。
少しでも早い時期に、虫歯や歯周病の治療を受け、その後定期的に歯科医院へ通って予防すること、その考えをより多くの地域の患者さんにお伝えすることが、雅歯科を開院した大きな理由のひとつです。
今の自分のお口の状態を知ってもらい、現状を回復し維持するため担当衛生士と一緒に予防します。
虫歯予防のフッ素塗布や、定期的なメンテナンスを行うことで予防できます。
また治療時に被せ物の材質をセラミックにすることで、プラークがつきにくく、2次カリエスを防ぐことができます。
自分では落とせない汚れを落とすことと、虫歯・歯周病の早期発見、早期治療ができるところです。
治療のリスク:歯が一時的にしみる可能性があります。
一概に歯のクリーニングと言っても、汚れの種類に応じた適切な方法があります。
染め出しを行った際に、赤く着色する部分が歯垢(プラーク)です。 比較的新しく付着したもので、丁寧な歯磨きで除去することができます。普段磨けていないところが上手に磨けるように歯磨き指導をしていきます。
染め出しを行った際に、青く着色する部分がバイオフィルムで、長期間付着した状態で膜を張って、歯磨きでは容易に除去することができません。PMTCという手法で一度除去することをお勧めしています。
歯垢が付着して2〜3日で石灰化が始まります。歯石は歯ブラシで落とすことはできませんので、歯周病治療の一貫としてスケーリング(歯石取り)を行います。
コーヒー・紅茶・お茶などの色素沈着、タバコのヤニ、歯の表面のステイン(着色)は、歯磨きでは除去することができません。エアフローをお勧めしています。
歯の外側からの「着色」ではなく、歯そのもの(エナメル質・象牙質)が加齢によって「変色」している場合、エアフローではキレイにすることはできません。薬剤を使用して歯そのものを漂白するホワイトニングが効果的です。
スケーラーという器具を使用し、歯肉に沈着したプラーク、歯石、そのほかの歯面沈着物を機械的に除去すること
歯周病菌は炎症で歯周組織が破壊されていく病気です。
炎症の原因は歯周病菌です。スケーリングでプラークや歯石を取り除くことは、歯周病治療の基本であり予防のためにとても重要であります。
3ヶ月に一度がいいと言われています。クリーニングを一度行うと、虫歯菌や歯周病菌は少なくなりますが、ゼロになるわけではなく、再び増殖します。この細菌数がもとに戻るのは個人差がありますが、2〜3ヶ月と言われているからです。お口の状態で1ヶ月の方や半年の方もいます。
歯に当てる圧は200g、持ち方はペングリップ
歯垢が硬くなったものです。歯みがきで磨き残した歯垢が、唾液の中のミネラルと結合して、硬くなってできます。
細菌同士が集まって歯にへばりついている状態です。
ネバネバ、ヌルヌルしていて、うがいで簡単に洗い流されることはなく溜まり続け、細菌のすみかとなります。
段の歯みがきでは落としきれない歯の汚れ(歯垢・バイオフィルム)をトレーニングを積んだ歯科衛生士が丁寧にキレイに除去していきます。
「プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング」の略で歯科衛生士が様々な専用機器を使って汚れを隅々まできれいにします。
初めにお水の出る機械でプラークを落とします。
そして機械を用いて、バイオフィルムを除去します。
次にフロスや歯間ブラシを使いさらに細かいところまでプラークを落とします。
最後にフッ素を塗って予防します。
PMTC (60分) |
13,000円 (税込14,300円) |
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エアーフローのみ |
10,000円 (税込11,000円) |
治療後は、一時的にしみる症状が出る可能性があります。
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